海上保安庁はブルネイとフィリピンに巡視船を派遣、連携強化

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画像提供:海上保安庁(ブルネイ王立警察長官表敬訪問の様子)
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日本の海上保安庁は、インド太平洋地域の海上保安機関との連携を強化することなどを目的として、東南アジア海域であるブルネイ・ダルサラームとフィリピン共和国に巡視船を派遣したことを発表した。

ブルネイにおける活動は、「ワークショップ」「入港式典など」「海上自衛隊との連携」が実施された。

「ワークショップ」は、6月27日にブルネイ王立警察職員を対象として開催した。このワークショップでは、海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)より海上保安業務やMCTの取組について説明し、海上保安協会職員によりリーダーシップについて講義し、英国政府職員によりブルネイなどの東南アジア諸国に対する英国の能力向上支援などの取組について説明を行った。

「入港式典など」は、6月26日に巡視船『つがる』の入港式典を行い、在ブルネイ日本国大使と在ブルネイ英国高等弁務官による船内視察と東南アジアの海洋分野における日英協力について意見交換を行った。翌日以降は、ブルネイ王立警察長官への表敬訪問、ブルネイ王立警察職員を対象としたオープンシップ(船内見学)、在ブルネイ日本国大使への表敬訪問などが行われた。

「海上自衛隊との連携」は、6月26日にブルネイ・ムアラ港入港前にブルネイ沖公海上で海上自衛隊護衛艦との通信訓練と人員輸送訓練が実施され、災害対応や捜索救難などにおける一般的な連携手順が確認された。

フィリピンにおける活動は、「連携訓練」「入港式典など」「合同排出油防除訓練」が実施された。

「連携訓練」は、6月30日にミンダナオ島南側のバシラン海峡において、巡視船『つがる』とフィリピン沿岸警備隊の日本が供与した40メートル級巡視船を含む巡視船2隻による連携訓練が実施された。

「入港式典など」は、7月1日に巡視船『つがる』がフィリピン・ダバオに入港し、フィリピン沿岸警備隊とインドネシア海運総局とともに入港式典が実施された。翌日には、ダバオ在住の人々に対するオープンシップを実施した。

「合同排出油防除訓練」は、7月3日にダバオ港沖合海域などで、海上保安庁とフィリピン沿岸警備隊とインドネシア海運総局が連携して排出油防除訓練を実施した。

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