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日本の海上自衛隊の海上幕僚監部は、令和元年度遠洋練習航海を令和元年5月21日から10月24日の157日間にかけて実施することを発表した。
海上自衛隊では、昭和32年から毎年遠洋練習航海を実施しており、今回で63回目となる練習航海が開催されることとなった。今回の練習は「初級幹部に対し、外洋航海を通じて、学校等において修得した知識及び技能を実地に習得させるとともに、慣海性をかん養し、幹部自衛官として必要な資質の育成に資する」「派遣員に対し、外国の軍事施設、教育訓練状況等を研修させるとともに、一般事情を見聞させることにより、国際感覚のかん養に資する」「訪問国との友好親善の増進に寄与する」ことを目的としている。
派遣される部隊は、練習艦隊司令官の海将補が指揮官を務める練習艦「かしま」と護衛艦「いなづま」となる。派遣される人員は、タイ王国海軍少尉1名と、第69期一般幹部候補生課程修了者の約190名を含む合計約580名となる。総航程は約49,000kmとなる。
訪問する予定の国は、アメリカ合衆国のパールハーバー・サンディエゴ・グアム、グアテマラ共和国のプエルトケツァル、ペルー共和国のカヤオ、エクアドル共和国のグアヤキル、メキシコ合衆国のマサトラン、仏領ポリネシアのパペーテ、フィジー共和国のスバ、ニュージーランドのオークランド、オーストラリア連邦のシドニー、パプアニューギニア独立国のラバウル、パラオ共和国のコロールとなる。