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愛知県の園芸農産課は、花き(観賞用の植物全般)を取り扱う海外バイヤーに対して、県内の花き産地ツアーを開催して高品質なあいちの花をPRする事を目的とした産地ツアーを1月10日に開催する事を発表した。
日本の農林水産省では、日本国内の花き需要が縮小する傾向にある事を念頭におき、日本の農林水産物の海外への輸出を積極的に推進している。愛知県においては、全国一の花き生産を誇る「花の王国あいち」として、愛知県産花きの輸出の取組を一層促進するため、『あいちの花き輸出促進実行委員会』を愛知県・愛知県経済農業協同組合連合会・愛知県花き温室園芸組合連合会と協力して2017年度に設立していた。この委員会の事務局は愛知県農林水産部園芸農産課内に置かれており、海外バイヤーなどに対して愛知県産花きの高品質をPRするとともに、花き展示商談会等への出展や産地ツアー開催などを通じた花き輸出に向けた情報収集・分析を行い、県内生産者向け輸出戦略の策定に取り組んでいる。
この『あいちの花き輸出促進実行委員会』では、あいち県産花きの輸出拡大の取組を一層促進するため、日本植物輸出協議会、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易センターと連携して、海外バイヤーを招聘して海外ニーズが見込まれる花きを生産する産地ツアーを開催する事を決定した。招聘される海外バイヤーは、シンガポール・フランス・ドイツ・オーストラリア・中国からそれぞれ1名となる予定である。一団は、スイートピー生産ほ場、グロリオサ生産ほ場、ガーベラ生産ほ場、スプレーバラ生産ほ場の視察を行う予定である。