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日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)における経済協力などを協議する「第24回日ASEAN経済大臣会合」がシンガポールで8月30日に開催された。
日本政府とアセアン間においては、「日ASEAN経済大臣会合」を定期的に開催しており、今回は第24回目となる大臣会合が開催される事となった。今回の会合は、シンガポールのチャン・チュンシン貿易産業大臣と日本の世耕弘成経済産業大臣の共同議長のもとで実施された。
会合では、参加した閣僚達は、2017 年の日本とアセアン間の総貿易額が、アセアン全体の貿易額の8.5%の218 億米ドルに達しており、ASEANの4番目に大きな貿易パートナーの地位を維持していることを確認した。また、直接投資に関しては、日本は2017年においてもアセアンに対する2番目に大きな投資国であることも確認した。
閣僚たちは『日ASEAN第4次産業革命イニシアティブ』が「コネクティッド・インダストリーの展開や AI 人材育成などを通じた産業の高度化」「ASEAN各国や日本におけるスタートアップの育成や中小企業のデジタル化好事例の知見共有を通じた中小企業などへの幅広い裨益」「ASEANサービス貿易協定(ATISA)のネガティブリストへの転換、先端的分野での特許審査マニュアルの作成協力、質の高い RCEP 実現に向けた協力といったルールの導入・実施の促進」等を通じて、デジタル経済化や第四次産業革命から裨益するための能力を向上するものとして歓迎した。