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日本の海上自衛隊は、アメリカ海軍が日本国内にアジア太平洋・アセアン地域などの各国から海軍士官を招聘して開催するAPNIC2017を支援する事を発表した。
アメリカ海軍では、各国の海軍士官を対象として、海軍作戦計画作成手順に関する教育プログラム「APNIC(Asia-Pacific Navy Planning Process International Course)」を昨年から開催している。日本の海上自衛隊では米海軍との連携強化を図りつつ、関係国における海軍作戦計画作成手順(NPP)に関する知識向上を図るために、この教育プログラムを今年も支援する事を決定した。
今年開催されるAPNIC2017は、6月19日から30日の日程で海上自衛隊幹部学校で実施される予定である。現時点で予定されているスケジュールは、19日に開講式を実施した後に、23日まで全体座学を実施する。24日に都内研修を行い、26日から30日に計画作成実習を行い、30日に修講式を行い終了となる。
今回の教育プログラムには15カ国が参加する予定である。初めての参加となるのが、アセアン加盟国からはタイ・ベトナム・インドネシア・マレーシアの4カ国となり、それ以外の地域からはグレートブリテン及び北アイルランド・インド・ペルーとなる。昨年から参加しているのは、フィリピン・シンガポール・バングラデシュ・オーストラリア・ニュージーランド・大韓民国・日本・米国となる。
アセアン加盟国において、今回の教育プログラムに参加していないのは、ラオス・カンボジア・ミャンマー・ブルネイの4カ国のみとなる。