南シナ海問題は法の支配に基づく解決が行われるべき、岸田外相

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画像提供:外務省
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19日の午前9時前に実施された会見の際に、記者から「中国とアセアンが南シナ海の対応について行動規範の枠組みを策定する事で合意していますが、法的拘束力が示されていません。この件に関する岸田外務大臣の見解を教えて頂けますでしょうか。」との旨の質問が行われた。

この質問に対して岸田外務大臣は、「中国政府が、アセアン各国との間で南シナ海行動規範(COC)の枠組みを行う事に合意をしたという発表を行った事は承知をしています。しかし、現時点でこの合意に関する内容が明らかになってはいません。日本政府の立場としては、南シナ海における法の支配の貫徹を一貫して支持してきました。関係国に対しては、国際法に基づく実効的なCOCの早期策定を求めており、引き続き注視をしていきます。」との旨の回答が行われた。

なお、18日に中国外務省で実施されて定例記者会見の際には、記者から「日本の安倍首相とニュージーランドのイングリッシュ首相は、南シナ海問題を懸念する共同声明を発表しています。この声明に対しての中国政府の見解を教えて頂けますか?」との質問が行われた。

この質問に対して外務省の報道官は「日本政府は南シナ海地域における情勢は緊張化していると発言していますが、中国政府と関係諸国が努力した結果、情勢は安定しつつあります。また、中国政府はASEANとの間における問題を解決するための交渉を行う事も決定しています。日本政府は南シナ海問題を平和に解決するための建設的な役割を果たすべきです。」との旨の回答を行っている。

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