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アジアータとマベニア、TIP Evenstar 4G無線機能でOpen vRANの初の実運用商業導入を達成
アジアータの幾つかの施設での導入により、実運用環境でのOpen vRANのシームレスな統合を示し、次世代型の仮想化データネットワークによる長期的な変革活動を開始
スペイン・バルセロナ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- あらゆるクラウドで動作して世界の接続方法を変革するクラウドネイティブソフトウエアでネットワークの未来を築くネットワークソフトウエアプロバイダーのマベニアと、アジアの大手通信サービスプロバイダーのアジアータ・グループは本日、オープンRAN向けのMAVair O-RANベースのソリューションを使用して、実運用環境での完全な統合を達成したと発表しました。このソリューションの特徴は、完全に仮想化7.2 O-RANインターフェースとOpen RANと共に、テレコム・インフラ・プロジェクトで創出したEvenstar 4G RRUを初めて商用サービスで使用したことです。
今回の導入は、アジアータが多様なシナリオで選定した3施設(スリランカ、マレーシア、インドネシア)で実施し、一部は従来の現行ベンダーの施設を選択し、マベニアのMAVair Open vRANソリューションで置き換えました。施設は非理想的なバックホール(マイクロ波リンク)で接続し、特に幾つかのケースでは衛星接続を利用しており、世界初のOpen vRANソリューションとなりました。
MAVairファミリーでは、柔軟性のあるオープンRAN手法を採用し、クラウドネイティブな仮想化技法で設計・発展させたRANアーキテクチャーにより、利用状況や通信エリアに応じて柔軟に適応できるRANを実現しています。オープンスタンダードのインターフェースを備えるとともに仮想化された分散型ネットワークコンポーネントを使用し、最新のネットワーク機能をすべて提供しており、必要に応じて特定のカスタマイズとイノベーションが可能です。
既存の通信エリアとの統合や、重要業績評価指標(KPI)の点で達成したパフォーマンスは、エンドユーザーがシームレスなサービス継続や、場合によっては、次世代音声サービスを含む優れたモバイルブロードバンド体験の強化を実感できるものです。MAVair Open vRANは、非常に柔軟なアーキテクチャーにより、地方部から都市部までのあらゆる環境で運用が可能であり、また既存の環境にも適応できるため、容量の増加や無線/ソフトウエアリソースの最適化を実現する無線インテリジェントコントローラーのような新しいアプリケーションにとって理想的なソリューションとなります。
アジアータとマベニアは、次世代型ネットワークを共同で構築するためにクラウドネイティブソリューションを導入し、ソフトウエア駆使型で完全にクラウド化された完全自動化インフラを提供することで、アジアにおけるオープンRANのエコシステムを押し上げています。マベニアの仮想化RAN(vRAN)プラットフォームにより、オープン仮想化RAN技術の利用と、完全に自動化された次世代型ネットワークアーキテクチャーへの移行という目標が実現します。アジアータは、商用のオープンRANネットワークを2021年末までに展開する計画です。
マベニアの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるパーディープ・コーリは、次のように述べています。「マベニアは、アジアータの無線ネットワーク変革イニシアチブに協力できることを大変うれしく思います。両社は協力して、地方部、郊外、都市部に展開したアジアータの商用ネットワークや施設で、見事な成果を達成し、Open vRANの極めて高い柔軟性を証明しました。この協業により、既存のネットワークをダイナミックで俊敏なクラウドネイティブベースのプラットフォームに変革し、マベニアとアジアータは次世代型ネットワークを構築していきます。」
アジアータ・グループの技術担当エグゼクティブバイスプレジデントであるトーマス・フントは、次のように述べています。「私たちは、TIPのEvenstar 4G無線機能を実運用の商用オープンRAN環境にいち早く導入できた企業となれたことを誇りに思います。マベニアのクラウドネイティブのオープン仮想化RANが当社のレガシーネットワークにシームレスに統合されている状況には励まされます。」
マベニアについて:
マベニアは、あらゆるクラウドで動作するソフトウエアベースの自動化された単一ネットワークというビジョンに力点を置きながら、ネットワークの未来を築き、先進的技術を先駆的に切り開いています。エンドツーエンドのクラウドネイティブなネットワークソフトウエアを提供する業界唯一の企業として、マベニアは世界の接続方法を変革することに傾注しており、120カ国以上で世界の加入者の50%以上にサービスを提供する250社超の通信サービスプロバイダーのために、ソフトウエアネットワークの変革を推進しています。
www.mavenir.comをご覧ください。
アジアータについて
アジアータは、2024年までに「次世代デジタルチャンピオン」になるという構想を追求するアジア有数の電気通信グループとして、専業モバイル資産のポートフォリオを持つ持株会社から、デジタル通信、デジタルビジネス、インフラに力点を置いてトリプルコア戦略を駆使する企業へと自己変革しました。
アジアータ・グループは、ASEANおよび南アジアにおいて、マレーシアのセルコム、インドネシアのXL、スリランカのダイアログ、バングラデシュのロビ、カンボジアのスマート、ネパールのNcell(エヌセル)を含め、この地域の市場をリードする携帯電話事業者および固定電話事業者の企業支配権を保有しています。アジアータは、そのモバイル中心事業をデジタル融合企業へと変革するための取り組みを先頭に立って積極的に進めています。
アジアータのデジタルサービス部門であるアジアータ・デジタルは2つのデジタル事業分野、すなわちデジタル金融サービス(「ブースト」、「アスピラシ」)とデジタル分析・AI(「ADA」)に傾注しています。
当グループのインフラ企業であるedotcoは、8カ国で通信インフラサービスを提供しており、約3万2800基のタワーを保有しています。現在、独立タワー企業として世界第16位の規模を持っており、地域トップクラスの通信タワー企業となることを目指し、責任を持ちながら持続可能な事業運営に傾倒しています。
アジアータ・グループは、確約の下に実践する長期的な投資企業として、またその持続可能性目標に従いながら、若い人材の開発、災害時の対応と復興、グリーンイニシアチブを積極的に支援・推進しています。アジアータのより大きな目標であるAdvancing Asia(アジアの前進)は、革新・つながり・人材の点で地域のベストを結集させることを目指しています。
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