RSAカンファレンス2019アジア太平洋・日本(APJ)が、シャーク・タンク方式のイノベーション・プログラムの最終候補企業とアーリー・ステージ展示会出展の有望スタートアップ企業を発表

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RSACイノベーション・プログラムが主要スタートアップ・エコシステム団体と提携し、地域の最高で優秀な人材がアイデアを本格的で影響力のあるサイバーセキュリティー・ビジネスにするためのプラットフォームを提供

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 情報セキュリティーに関する世界有数の会議・展示会であるRSAカンファレンス(RSAC)は本日、RSAC 2019 APJでRSACローンチ・パッドの最終候補企業3社を発表しました。RSACローンチ・パッドは、アジア太平洋地域の初期ステージ、成長ステージにあるサイバーセキュリティー新興企業にRSACが提供する主要イノベーション・プログラムの1つです。最終候補企業は7月17日水曜日に、著名ベンチャーキャピタリスト(VC)2名と最高情報セキュリティー責任者(CISO)1名で構成される審査員団を前に自社のサイバーセキュリティー・イノベーションについてプレゼンテーションを行い、ビジネスを次の段階に進めるチャンスの獲得を目指します。


RSACは、デジタル化による変革とコラボレーションを促進し、この地域で拡大しているセキュリティー脅威に対する防御に寄与すべく、進化する新しい脅威に対抗する革新的アイデアのためのプラットフォームを提供し、そうしたアイデアを広範なサイバーセキュリティー・コミュニティーに紹介することに努力しています。

RSACローンチ・パッドの最終候補企業は以下のとおりです(アルファベット順)。

  • Cydarm:Cydarmは、ケース管理システムを通じた企業のインシデント対応計画の再活性化を目指します。セキュリティー・オペレーション・センター(SOC)の外部関係者との幅広い協力と迅速なコミュニケーションが必要であることを深く認識し、組織がインシデント対応のベストプラクティスを実行できるよう支援します。
  • SecureStack:SecureStackは、組織がクラウドインフラを構築してマルチクラウド環境内のデータの連携を自動化するための堅牢なソリューションを提供します。このプラットフォームにより、複数のクラウドにわたる機動力を獲得し、競争の厳しい環境で迅速にイノベーションを達成する能力を発揮することが可能になります。
  • Strobes:Strobesの使命は、開発者とセキュリティー担当者と自動スキャナーを結びつけて、デブオプスのスピードで脆弱性を検出し、優先順位を付け、対処できるようにすることです。直感的に操作できるプラットフォームにより、分析機能を利用して組織のセキュリティー態勢を強化し、経営幹部にも価値を提供するソリューションです。

RSACローンチ・パッドの審査員は、サイバーセキュリティー企業が世界的に成功するために必要な条件について豊富な経験を持つ業界の有力者で構成され、以下の人々が名を連ねています。

  • Tobias Gondrom氏:ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク、最高情報セキュリティー責任者(CISO)
  • Deepak Jeevankumar氏:デル・テクノロジーズ・キャピタル、マネジングディレクター
  • Matthias Yeo氏:ファンド・テクノロジーズ、最高経営責任者(CEO)

ユナイテッド・オーバーシーズ・バンクのマネジングディレクターでグループ最高情報セキュリティー責任者(CISO)であるTobias Gondrom氏は、次のように述べています。「アジアは、私たちの日々の暮らしのあり方を決定づける次世代技術の導入で世界をリードしています。自律運転を可能にする5Gネットワークの展開や統一QRコードを使用したモバイル決済の導入といった各種技術のセキュリティーを確保するには、まったく新しいアプローチとソリューションが必要です。したがって、この地域特有の課題に対処するためのイノベーションには、地域で取り組むことが理想です。こうした地域のスタートアップ企業がユースケースを広めて近い将来に業界に影響を及ぼすことができるよう支援するRSACの取り組みに参加でき、大いに期待しています。」

また、RSACアーリー・ステージ展示会(ESE)では、展示フロア内にオーストラリア、ドイツ、インド、日本、韓国、シンガポールの新進スタートアップ企業19社の専用パビリオンを設置し、各社の最新技術の展示や、世界のサイバーセキュリティー業界から集まった企業の意思決定者とのミーティングを可能にしました。RSAC ESEでは、シンガポールを本拠とする地域初のサイバーセキュリティー起業家センターであるICE71、世界的な競争力を持つ活気あるオーストラリアのサイバーセキュリティー業界の発展に寄与するAustCyber(Australian Cyber Security Growth Network)、インドのスタートアップ・エコシステムにおいて価値の創出を目指す米国とインドのチームであるIvyCampといった地域の団体との提携により充実した展示を実現します。今回出展するスタートアップ企業は、AIやブロックチェーンといった新技術を活用して、現在あらゆる種類および規模の組織が直面しているさまざまなセキュリティー上の課題に対処しようとしています。

AustCyber最高経営責任者(CEO)のミシェル・プライス氏は、次のように述べています。「サイバーセキュリティーは、今日世界でも特にダイナミックな技術の進歩が見られる分野であり、課題に対処するため、また信頼性のあるデジタル環境から得られる社会経済的な機会を利用するために絶えざるイノベーションが求められている分野です。悪質なサイバー行為に対抗するすべての組織を支援できる有能な新興の起業家と新しいソリューションを支援するRSAC ESEのようなプログラムがあることは非常に重要です。AustCyberは、市場の要請に即したソリューションを世界に送り出している世界的な競争力を持つオーストラリアのサイバーセキュリティー業界を発展させるという当組織の使命の一環として、RSAC ESEに協力できることを光栄に思います。」

ICE71のプログラム責任者を務めるLinda Nguyen Schindler氏は、次のように述べています。「今年この地域のデジタル変革のための支出が3758億ドルに達すると見込まれる中1、増大するデジタルのインフラと投資を守る最先端の機能を継続的に育成していくことが不可欠です。RSAC ESEは、アジアのサイバーセキュリティー業界にインスピレーションを与える中心的な場です。多彩な革新的なスタートアップ企業の展示が行われることで、我々の緊急のセキュリティー課題への対応を目指して起業家が既存企業と提携し、新たなシナジーが生まれることを期待しています。ICE71はRSACのパートナーとして、こうしたスタートアップ企業が地域のサイバーセキュリティー・エコシステムの中で活躍できるよう支援していきます。」

参考情報およびオンライン登録に関する情報:

RSAカンファレンスについて:

セキュリティーがテーマの世界的な一流イベントとオンデマンドプログラムのRSAカンファレンスは、世界のリーダーが集まり、前進し、新たなリーダーが登場する場となっています。RSAカンファレンスは、米国、EMEA地域、アジア太平洋地域、オンラインのいずれのイベントも、セキュリティー業界が参集して現在および未来の課題について話し合う場です。来場者は、個人と企業が成功・成長し、ベストを尽くす上で役立つ人々、コンテンツ、アイデアと出会うことができます。サイバーセキュリティー業界のすべての関係者が集い、サイバーセキュリティー業界に属する“私たち”が共同で、世界中のサイバー脅威に立ち向うための力を得ることができる場所です。RSAカンファレンスは、最新技術と実践的な教育機会の究極のマーケットプレイスであり、業界のプロフェッショナルが自社のセキュリティーを向上させる方法を発見できるように支援しつつ、現代のセキュリティー分野で最も進取果敢な影響力のある、示唆に富んだ思想家やリーダーを紹介しています。イベントに関する情報、オンライン・プログラム、サイバーセキュリティー業界に関する最新のニュースについては、www.rsaconference.comをご覧ください。

RSA Conferenceのロゴ、RSA、Dell、EMC、Dell EMCおよびその他の商標は、Dell Inc.またはその子会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。

1 IDCアジア太平洋「IDC Worldwide Semiannual Digital Transformation Spending Guide(IDC全世界半期デジタル変革支出額ガイド)」2019年6月

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