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安倍晋三内閣総理大臣とベトナムのグエン・スアン・フック首相は電話会談を行い、新型コロナウイルス感染症対策が最優先課題であるとして、今後もこの課題を解決させるため緊密に連携していくことで合意した。
安倍総理大臣からは、日本における新型コロナウイルス感染症に関する取組を説明し、二国間及び国際機関を通じてベトナムへの医療技術支援や機材供与などを実施していく旨を述べ、ベトナムから日本国民に寄贈されたマスクについて謝意を述べた。また、マスクを始めとする医療用品の安定的な輸出や、ベトナム在留の邦人の安全確保と日系企業の安定操業のための協力を求め、新型コロナウイルス感染症を受けた技能実習生を始めとする在日外国人への支援についても説明した。
フック首相からは、感染拡大防止のための日本の努力と国際連携に向けた日本の取組への評価を述べるとともに、新型コロナウイルス感染症に関する日本からの支援に謝意が述べられた。
両首脳は、ASEAN、南シナ海情勢、北朝鮮情勢についても意見交換を行い、RCEPやTPP11などの多国間経済連携の分野においても協力していくことで合意した。