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日本の防衛省・自衛隊は、米軍が主催しているパシフィック・パートナーシップ2019に参加してマーシャル諸島とベトナムへの訪問を予定しており、この訪問の際に同行して医療活動等を行うNGOの募集を行っている。
パシフィック・パートナーシップとは、アメリカ海軍を主体とする艦艇が域内各国を訪問して、医療活動・施設補修活動・文化交流などを行い、各国政府・軍・国際機関・NGOとの協力を通じて、参加国の連携強化や国際災害救援活動の円滑化を図ることを目的とする活動である。日本政府は、2007年に海上自衛隊員が初参加し、2010年からは部隊を派遣している。
自衛隊では、今年も例年通りにパシフィック・パートナーシップに参加するとともに、同行して活動するNGOの募集を開始した。参加するNGOが活動する時期は、マーシャル諸島では3月上旬から約2週間、ベトナムでは5月上旬から約2週間を予定している。募集する人員は、マーシャル諸島で1人、ベトナムで2人となる。実施する活動内容は、歯科を含む総合診療を現地医療施設等で実施するとともに、現地医療関係者と現地住民への公衆衛生教育も行われる可能性もある。
参加するNGOの経費負担は、官側では国内移動費、航空チケット、宿泊費・食費などの経費を負担するが、その他の経費はNGO側が負担することとなる。