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日本の株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本企業によるタイ向け海外事業展開を支援するため、日本シイエムケイ株式会社(日本CMK)のタイ王国法人が実施するプリント配線板の製造・販売事業に対して融資することを発表した。
日本CMKは、中期経営計画の下で、自動車のEV化や先進運転支援システム(ADAS)搭載等の技術革新を背景として需要拡大が期待される、車載向け多層プリント配線板等の生産増強と海外市場でのシェアの拡大を掲げている。こうした中、同社は主要製造拠点であるタイにおいて工場を増設することで、旺盛な需要の取り込みを目指していた。
そのため、JBICは、日本CMKのこうした海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するため、民間金融機関(株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社きらぼし銀行、株式会社りそな銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社東和銀行、株式会社群馬銀行、株式会社第四北越銀行)との協調融資を実施することを決定した。協調融資総額は4,398百万タイバーツ相当となる。融資される資金は、CMKのタイ法人が、タイで実施するプリント配線板の製造・販売事業に使用される。