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日本政府は、タイにおける新型コロナワクチンのコールド・チェーン整備を支援するため、タイ政府に対して約75万ドル相当の新型コロナワクチンの輸送・保管機器を供与することにともない、タイ保健省で引渡式典が3月21日に開催された。
今回実施される支援により、コールドボックス1720ユニット、ワクチンキャリア1000個、1000の温度モニター測定器、冷蔵・冷凍庫280セットがユニセフを通じて調達されることとなる。今回の支援を通じ、医療従事者が新型コロナワクチンをタイ国内遠隔地のワクチン接種会場へ届けることが可能となる。
開催された引渡し式典で、日本の梨田大使は、【ラスト・ワン・マイル支援】として、今回の協力によりタイの遠隔地のコミュニティーの人々が等しくワクチンにアクセスできるよう支援できることを期待し、今回の支援に加え今まで約205万回分のワクチンの贈与、868台の酸素濃縮器の供与、国立衛生研究所の感染症実験・研究施設の改修支援、新型コロナの検査体制強化や治療薬開発に必要な施設・機材の整備などの協力も行っている、今後も日本の戦略的パートナーであり友人であるタイ国民、政府が新型コロナから強く再建する取組を継続して支援していくとの旨を述べた。