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株式会社みずほ銀行は、世界最大級の不動産投資運用会社であるAEW Capital Management, L.P.の子会社であるAEW Asia Pte. Ltd.による私募ファンドを活用したシンガポール不動産プロジェクトのリファイナンス資金として、「みずほグリーン不動産ノンリコースローン」を実行したことを発表した。
「みずほグリーン不動産ノンリコースローン」は、グリーンローン原則の趣旨に準じて開発したみずほ銀行独自の評価フレームワークを用い、顧客が不動産ファンドビジネスを通して取得する不動産やその管理・運用による環境や社会への影響を評価し、独自の認証を行い、不動産ノンリコースローンを供与するものとなる。評価フレームワークは、大手不動産鑑定機関からの助言を受けながら策定をしており、商品のスキームは、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センターからセカンドオピニオンを取得している。
今回実施された案件は、シンガポールにおける初のみずほグリーン不動産ノンリコースローン案件であり、みずほ銀行は単独アレンジャー、ブックランナー及びグリーンローンコーディネーターに就任している。みずほ銀行では、本物件がグリーンマークプラチナ認証 (シンガポール建築・建設庁の認証制度)の取得や建物の共用エリアの緑化といった環境面への対策に加え、施設内のバリアフリー化や災害発生に備えた非常用発電機の設置といった社会面での影響などの幅広い取り組みに対し、評価フレームワークで定めた水準を満たしていることを確認・評価した。