シンガポールの建国の父、リー・クアンユー元首相が死去

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画像提供:シンガポール総理府
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シンガポールの初代首相を務め31年に渡り政権を担ったリー・クアンユー氏は、2月5日から肺炎のため入院していたが、3月23日午前3時18分(日本時間同4時18分)にシンガポール総合病院で静かに亡くなったことをシンガポール総理府は発表した。リー・クアンユー氏は肺炎で病院に入院後、体調が悪化しており、シンガポール総理府は連日にわたり体調の情報を発表していたが、91歳で亡くなることとなった。

リー・クアンユー元首相はイギリスの植民地だったシンガポールで1923年に生まれ、第2次世界大戦中の日本の統治を経験後、イギリスに留学し、帰郷後に弁護士として活動していた。その後の選挙に勝利し、35歳で自治領の首相となった後に、マレーシアからの独立により成立したシンガポール共和国の初代首相に正式に就任した。首相就任後は、シンガポールは隣国のマレーシアやブルネイなどと異なり天然資源が無い国であったため、経済成長を推し進めるためにインフラ整備などを陣頭指揮で行い、現在の発展の礎を築いた。
しかしながら、現在でも人民行動党(PAP)の一党独裁状態が続いており、言論の自由が許されていないこともあり、欧米の人権団体などからの度重なる批判を受けている状況が続いている。

リー・クアンユー元首相への追悼期間は3月23日から29日の期間で設定され、正式な国葬は3月29日(日)午後2時から大学文化センター、シンガポール国立大学で開催される予定である。
また、リー・クアンユー元首相への追悼の意を示し、思い出を共有することが出来る以下のサイトが公開されている。
http://www.rememberingleekuanyew.sg

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