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日本の菅義偉内閣総理大臣とシンガポールのリー・シェンロン首相は、電話会談を5月25日に実施した。
電話会談で両首脳は、ワクチン接種を含む新型コロナ対応について意見交換し、菅総理大臣から、途上国を含め、世界全体における、安全で効果的なワクチンへの公平なアクセスの確保に全力で取り組む旨を伝え、6月2日に日本がGaviと共催する「COVAXワクチン・サミット」への協力を求めました。また、グリーン、デジタル、第三国インフラ協力、多角的自由貿易体制の維持・強化などの経済分野、さらに防衛装備協力を含む安全保障分野の協力を強化していくことを確認した。
リー首相からは、シンガポールによる東日本大震災後の日本産食品に対する輸入規制を完全撤廃する旨表明されるとともに、東京オリンピックの成功をお祈りしているとの発言があった。
リー・シェンロン首相は、自身のフェイスブックのページにおいて、来月に開催される予定である英国国際戦略研究所が主催するIISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で菅総理と直接会うことを期待していたが、新型コロナウイルスのために会議が開催できなくなり、菅総理の話を聞くことができないことを残念に思うと述べていた。状況が許せば、菅総理にシンガポール訪問をしてもらいたく、また、毎年恒例のガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)での桜の展示は、 人気の高いイベントであるとも述べていた。