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河野太郎外務大臣は,昨年9月に来日したミャンマー難民5家族22名(第三国定住難民)の定住先が兵庫県神戸市に決定した事を発表した。
1月18日に実施された大臣会見の際に、河野外務大臣は冒頭の発言で「難民の第三国定住制度に基づいて、昨年9月に来日したミャンマー難民5家族22名の定住先が兵庫県神戸市に決定しました。ミャンマー難民の方々が神戸市に定住することを通じて、難民問題への理解が全国規模で広がることを期待します。第三国定住難民受け入れに関心のある自治体や企業がありましたら、情報を提供しますので外務省まで連絡をください。」との旨を述べた。
日本政府では、国際貢献及び人道支援の観点から、自発的帰還と第一次庇護国への定住と並ぶ難民問題の恒久的解決策の一つとして『第三国定住』の取組を継続して実施している。この取り組みのパイロットケースとして、タイの難民キャンプに滞在するミャンマーからの難民を5年間で計18家族86名を受け入れていた。平成27年度からは、パイロットケースとしてではなく本格事業として継続しており、マレーシアに滞在するミャンマー難民及び既にタイから受け入れた第三国定住難民の親族を、家族呼び寄せという形で相互扶助を前提に受け入れている。なお、第三国定住難民に対しては、第一次庇護国を出国する前に日本における基本的な生活習慣に関するガイダンスと日本語教育を約3週間にわたって実施している。
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