日本の国土交通省は、「第5回日ミャンマー交通次官級会合」を12月13日にミャンマーのネピドーの運輸・通信省で開催した事を発表した。
日本政府とミャンマー政府では、交通分野における協力を協議する事等を目的として『日ミャンマー交通次官級会合』を定期的に開催している。今回は第5回目となる次官級会合がミャンマーで開催される事に伴い、ミャンマー政府高官への表敬訪問やティラワ港竣工式典への参加も実施された。
「第5回日ミャンマー交通次官級会合」に出席したのは、日本側は国土交通審議官等、ミャンマー側はチョウ・ミョー運輸・通信副大臣等となる。会談では、「ハンタワディ新国際空港及び地方空港の民営化」「ミャンマーの車両登録制度、車両検査制度及び自動車整備(職業訓練)」「ヤンゴン・マンダレー幹線鉄道、ヤンゴン環状鉄道、ヤンゴン都市鉄道(東西線・南北線)及び各種技術協力・無償資金協力案件」「ティラワ港、ダウェー港及びマンダレー港」に関しての進捗状況や取組みに関しての発表を行い、意見交換を通じて今後の展望に係る認識を共有した。
タン・スィン・マウン運輸・通信大臣への表敬訪問も実施された。この表敬では、ミャンマーにおける交通分野の協力案件の現状を確認し、今後協力関係を更に強化することで一致した。また、ヤンゴン都市鉄道、ヤンゴン・マンダレー幹線鉄道、ハンタワディ新国際空港、ティラワ港に関しての協力等も協議した。
ピョー・ミン・テイン ヤンゴン地域政府首相への表敬訪問も実施された。この表敬では、地域政府首相からは、貧困層の撲滅につながる住宅供給の促進や港湾整備の重要性に関して言及され、日本企業の進出や制度構築を通じたヤンゴン地域の更なる成長に向けて協力関係を更に強化していくことで合意した。
ティラワ港竣工式典へも出席した。この式典には、ミャンマー側からチョー・ミョー運輸・通信副大臣、ニ・アウン ミャンマー港湾公社総裁が出席するとともに、日本側からは駐ミャンマー日本国大使、JICA事務所長、施工者である東洋建設、JFEエンジニアリング、三井E&Sマシナリー、日本工営などの関係者が参加した。
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