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国際協力機構(JICA)は、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)マレーシア・ジャパンリンケージオフィスの設立・強化により、日・ASEANの大学・産業界との連携に貢献するため、マレーシア向け技術協力プロジェクト討議議事録に署名したことを発表した。
マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は、研究重視・研究室中心の日本型工学教育により最先端の技術知識の習得を促進することを目指し、マレーシア工科大学の傘下に、2011年9月に開校していた。JICAは、今までMJIITに対し円借款事業および技術協力プロジェクトを通して教育研究機材の整備および日本型工学教育の導入支援等を行うことにより、マレーシアの国際競争力の強化、ASEANの産業界に貢献する人材の輩出に寄与していた。
今回実施する支援は、『マレーシア日本国際工科院マレーシア・ジャパンリンケージオフィス強化プロジェクト』として、60ヵ月にわたって実施される予定となる。日本側の総事業費は、2.72 億円となる。この事業では、MJIITにおいて、これまでの成果を活かしつつ大学連携および産学連携の能力を強化するため、マレーシア・ジャパンリンケージオフィス(MJL)を設立し、MJIITの教育・研究力をさらに強化するものとなる。