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農林水産省の外局である水産庁は、インドネシア共和国政府の要請を受けて、令和3年7月に退役した旧水産庁漁業取締船「白萩丸」が、インドネシア海洋水産省に贈与されることを発表した。
日本政府では、5月24日に「漁業取締船の贈与に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の書簡」の交換を実施していた。今回は、この書簡を受けて、水産庁とインドネシア海洋水産省海洋・漁業資源監視総局との間でその詳細について合意したことから、令和3年7月に退役した旧水産庁漁業取締船「白萩丸」を贈与することになった。なお、旧「白萩丸」は、日本国内の造船所にて所要の整備が行われた後、インドネシアに向けて回航されることとなる。
水産庁は、今までもインドネシアの漁業取締能力向上のための技術協力などを実施している。今年の1月には、令和2年3月に退役した旧水産庁漁業取締船「白嶺丸」を贈与していた。
水産庁としては、今回の漁業取締船贈与が、インドネシアの漁業取締能力向上の一助となることにくわえ、両国水産当局の協力関係がさらに発展することを期待している。