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日本の国土交通省は、日ASEAN相互協力によるスマートシティ支援策『Smart JAMP』による、カンボジア・シェムリアップにおける交通分野などの先進技術の導入に関する調査を行うことを発表した。
日本政府とASEANの間では、日本側より新たに「日ASEAN 相互協力による海外スマートシティ支援策(Smart JAMP)」を提案し、その一環として ASEAN 各都市を対象としたスマートシティの具体的案件形成調査を実施することとしていた。今回は、「SmartJAMP(カンボジア王国・シェムリアップにおけるスマートシティ実現に向けた交通分野などの先進技術)に関する調査」が開始されることとなり、シェムリアップ州とのキックオフ・ミーティングが開催されることとなった。
シェムリアップ州とのキックオフ・ミーティングは、8月30日にオンライン形式にて開催された。出席者は、日本側は国土交通省の参事官、JICA、外務省、調査団(日本工営株式会社)、カンボジア側は、シェムリアップ州(ティア・セイハ州知事他)などとなった。
ミーティングでは、調査団から調査方法・方針などの説明の後、調査内容についての意見交換が行われた。その後、国土交通省の参事官とシェムリアップ州のティア・セイハ州知事の両者で確認書面(ミニッツ)に署名を行い、シェムリアップにおけるSmart JAMP の調査の開始を確認した。
この調査は、来年3月までの期間で、別途JICA調査により策定中のシェムリアップのスマートシティに向けたロードマップにおける重点プロジェクト(道路監視CCTVシステム導入など)について、現状把握・情報取集や実現に向けた計画検討を行うものとなる。