このページの所要時間: 約 1分3秒
日本政府は、カンボジアのプレアビヒア州チェイサエン郡クジョン中学校における整備を支援するため、90,907ドルの無償資金協力を実施する。
カンボジアのプレアビヒア州チェイサエン郡クジョン中学校では、専用の校舎及びトイレを有していないため、同敷地内のクジョン小学校から校舎計6室を借用しているが、校舎の老朽化が激しく授業に支障をきたしており、教育省が定めた必要な授業時間数を確保できていない状況に置かれていた。そのため日本政府は、この状況を改善するための支援を実施することを決定した。
今回の支援は、「プレアビヒア州チェイサエン郡クジョン中学校校舎建設計画」として、プレアビヒア州教育・青少年・スポーツ局のチェン・ルムホーン局長との間で、供与限度額が90,907米ドルとなる贈与契約により実施される。この支援では、中学校内に5室の新校舎1棟、4室のトイレ1棟、手洗い施設及び雨水タンク1基を建設し、併せて机椅子等の学習用備品を整備するものとなる。新たな校舎やトイレ、手洗い施設が整備されることで、生徒が十分な学習時間を確保できるだけでなく、教員・生徒双方にとってより安全で適切な教育環境が実現し、中学校の教育の質が向上することが期待される。