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岸田文雄内閣総理大臣は、公賓として日本を訪問中のアルムタデー・ビラ・ブルネイ・ダルサラーム国皇太子兼首相府上級大臣と、3月11日に会談を実施した。
会談では、岸田総理大臣からは、外交関係開設40周年を「日・ブルネイ交流年」として祝う中で、ビラ皇太子殿下に訪日いただいたことを歓迎するとともに、ブルネイから日本への長年のLNG安定供給に謝意を述べ、昨年12月の「アジア・ゼロエミッション共同体」首脳会合の成果やASEAN気候変動センターに係る支援も通じて、エネルギー移行や脱炭素化の協力を強化していきたい旨を述べた。ビラ皇太子殿下からは、これらの分野で日本との協力を推進していきたい旨が述べられた。
両者は、一般旅券所持者の短期滞在査証免除措置における在留期間の延長に係る口上書の交換を歓迎し、JENESYS等の交流プログラムも活用しつつ、人的交流を更に強化していくことで一致した。また、日・ASEAN関係、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応やイスラエル・パレスチナ情勢といった地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、引き続き地域の平和と繁栄のために連携していくことを確認した。