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安倍総理は、アセアン各国の若者などが集まり交流を行う「東南アジア青年の船」の参加者代表からの表敬訪問を総理大臣官邸にて受けた。
日本政府は1974年のインドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイとの間の共同声明に基づき、青少年の交流などを行う「東南アジア青年の船」事業を実施していた。その後は、1985年にブルネイ、1996年にベトナム、1998年にラオスとミャンマー、2000年にカンボジアが参加し、現在では東南アジア諸国連合の全ての国が事業に参加している。今年もこの事業は実施されており、第43回目となる東南アジア青年の船事業に参加している一団の代表が安倍総理への表敬訪問を実施した。
参加者の代表からの表敬訪問を受けた安倍総理は、笑顔で一人一人と握手を行い、代表者達に「第43回東南アジア青年の船に参加される皆さん、日本へようこそ。心から歓迎いたします。私は総理就任以来、10か国の全てを訪問し、行く先々で温かいおもてなしを頂きました。アセアンは来年に設立50周年を迎えますが、日本とは基本的価値を共有するパートナーとして地域の安定と繁栄を主導していくことを期待しています。日本はASEANとの協力の中で多くを学んでおり、今後も共に考え共に歩みたいと思います。この事業はそうした協力の一つです。これからの航海において、皆さんは異なる価値観を持つ多くの仲間と出会うでしょう。その人達とは深い絆を築いて頂きたいと思います。皆さんが今後のアジアと世界の平和と発展のために貢献していくにあたり、この事業で得た経験と友情が大きな力となることを願っています。」との旨を語りかけた。