岸田外相がミャンマー国軍司令官へ訪問、国軍とのパイプも維持

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画像提供:外務省
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アセアン地域への訪問を実施している岸田外務大臣は、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相との会談の実施後に、ミャンマー国軍迎賓館でミン・アウン・フライン・ミャンマー国軍司令官への表敬訪問を実施した事を外務省は発表した。

岸田外相からは、日本政府はミャンマーにおける民主化を今後も支援していく旨が伝えられ、ミャンマーにおける平和と発展のためには国軍の協力が必要であることからも、今後も国軍の指導力を期待している事が伝えられた。また、ミャンマーとは経済協力のみならず防衛協力・交流も進めていく方針である事が伝えられた。

ミャンマー国軍司令官からは、岸田外相の訪問を歓迎するとともに、1988年以降はミャンマー国軍も民主化を実施していた事が説明され、今後も民主化に協力していく方針である事が伝えられた。また、日本とミャンマーは長年の友好国であるため、防衛分野における協力も拡大・発展するように進めていきたい旨が述べられた。

日本政府は、ミャンマーの旧政権を担っていたミャンマー国軍とは友好関係を構築していた。軍事政権中には、欧米諸国が一律に強烈な経済制裁を実施したのに対して、日本からの経済制裁は比較的緩かったため、ミャンマー国軍との友好関係を構築する事が出来ていた。特に司令官であるミン・アウン・フライン氏は親日派であるとされており、2年前には自衛隊統合幕僚長の招待により来日しており、菅官房長官などの政府高官との会談を実施していた。

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