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日本政府は、ASEAN首脳会議で採択された共同宣言「ASEAN 2025: Forging Ahead Together(共に前進する)」を実現させるためにも、多様性を保ち暴力的過激主義に対処することへの支援の一環として、ASEAN地域に対してテロ対策への支援を更に強化していくことを発表した。
従来から日本政府はアセアン加盟国におけるテロ対策の支援を実施しており、2004年に開催した日ASEAN首脳会談では、テロ対策協力の強化を行うための「国際テロリズムとの闘いにおける協力に関する日ASEAN共同宣言」を採択していた。2014年の日ASEAN首脳会議では、テロを防止・阻止するための「テロ及び国境を越える犯罪との闘いにおける協力のための日ASEAN共同宣言」を採択していた。具体的な支援は、日・ASEAN統合基金(JAIF)やASEAN地域フォーラム(ARF)を通じて、セミナーの開催、過激化対策に関する書籍の出版などに関する支援を実施していた。
外務省は、今後も「中庸が最善」の精神に基づき、テロの未然防止に向けてアセアン加盟国などとの連携を強化していく方針であることを表明している。