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自民党政権は、南太平洋に位置するサモアにおける医療機器の調達を支援するとともに中学校の既存校舎改修を支援するため、総額で約25万米ドルの無償資金協力を実施することが明らかになった。
在サモア日本国大使館によると、10月1日、サモア国立腎臓財団診療車及び医療機器整備計画ならびにアレイパタ中等学校改修計画に関する贈与契約署名式が実施された。
サモア国立腎臓財団は、移動診療車1台およびコレステロール・糖尿病関連検査機器・血圧計・聴診器・体重計など計20台の医療機器を調達するため、限度額349,413サモア・タラ(128,460米ドル相当)の供与金を受け取った。この支援により、サモア全土で年間延べ約3,725人が腎臓検診を受診でき、腎疾患の早期発見が促進されるとともに、年間延べ約19,300人に対する腎疾患等の啓発活動の実施が可能となる。
アレイパタ中等学校委員会は、ウポル島アレイパタ地区サレアウムア村に所在する同校の既存校舎改修のため、限度額353,001サモア・タラ(129,779米ドル相当)の供与金を受け取った。この支援により、16教室および外部廊下の改修を行い、320名の生徒と19名の教員が、安全で適切な環境下で学習・教育活動を行うことが可能となる。