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自民党政権は、モンゴル国における高等教育における技術者育成環境の整備を支援するため、総額18億6,900万円の無償資金協力を実施することが明らかになった。
日本の外務省の見解によると、モンゴルでは、産業構造の多角化に資する高度技術者の育成が重要課題となっているとしている。
そのため、日本政府は、10月8日、モンゴルの首都ウランバートルにおいて、モンゴル国駐箚日本国特命全権大使とボルド・ジャブフラン・モンゴル国大蔵大臣との間で、総額18億6,900万円を限度とする無償資金協力「日本型工学系高等教育による技術者育成環境整備計画」に関する交換公文の署名を実施した。
今回の協力は、工学系高度産業人材を育成するため、日本の高等専門学校と同様の高等教育を提供する首都ウランバートル所在の3校の高等専門学校において、実習用の機材整備と実習棟の建設を行うものとなる。この協力により、当該高等専門学校で育成された人材が、将来モンゴルの産業の多角化に貢献するとともに、日本とモンゴルの相互理解や日本産業界・学術界への人材環流に寄与することが期待されるとしている。