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先日の選挙にて再選した熊谷俊人知事の千葉県は、県民や事業者に多様性尊重の意義などの理解促進を図るとともに、外国人のために日本人の県民らは簡易日本語「やさしい日本語」を使用すべきとしていることが明らかになった。
千葉県では、県民や事業者に多様性尊重の意義などの理解促進を図るため、普及啓発動画及びリーフレットを作成した。
今回作成されたリーフレットによると、『誰もが参加し、その人らしく活躍することができる社会へ』として、『男女共同参画や高齢者・障害者福祉、多文化共生、LGBTQの理解増進など、県政のあらゆる分野で取組を充実させます』としている。
このうちの一つに、『県内の外国人の方は増えています』として、県民らに『難しい言葉を言い換えるなど「やさしい日本語」の使用を心がけましょう』『外国人相談の窓口があることを伝えてみましょう』『イベントへの参加などにより、他の国の文化を体験し理解を深めましょう』『誹謗中傷や誤ったことを発信しないようにしましょう』するように要請している。
なお、日本の有識者や文化庁の文化審議会答申などにおいては、簡易な言葉を使用すると情緒力や論理的思考力が低下する恐れがあり、深く思考するためには豊かな語彙が不可欠であるなどと指摘されており、日本語が消失することにもつながる可能性があるなどの指摘もされているが、熊谷知事の千葉県は「やさしい日本語」を日本人も使用するように要請している状況である。