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小池百合子知事の東京都は、「不法滞在者は日本から出ていけ」などの発言は、東京都人権尊重条例に基づき不当な差別的言動と認めた表現活動であるとの見解を示したことが明らかになった。
東京都の総務局では、12月5日に、東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例第14条の規定により設置する審査会の意見を踏まえ、不当な差別的言動に該当すると認めた表現活動の概要などを公表した。
公表した事例の一つとして、今年の5月19日の東京都新宿区内の拡声器等による表現活動において、【「不法滞在者は日本から出ていけ」「クルド人を叩き出せ」「日本にいてもらっては困るんですよ。クルド人も認められないし、中国人、韓国人、ベトナム人、一切拒否します」「在日の鬼畜野郎なんか要らないんだよ。本国へ帰れ、北朝鮮へ帰ればいいんだよ」「不法滞在者それを一匹残らず日本国内から叩き出す」等の発言を含む】などを、不当な差別的言動と認めたとしている。