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岩屋外務大臣は、中国共産党の対外工作機関である中国国際伝播集団などが主催する第20回「東京-北京フォーラム」開幕式に出席し、日中友好を呼びかけていたことが明らかになった。
「東京-北京フォーラム」は、日中の有識者が参加し、対話を行う民間フォーラムとなる。言論NPO及び中国国際伝播集団の主催により、2005年より毎年東京と北京で交互に開催され、今回で20回を迎えることとなった。
岩屋外務大臣は、開幕式において『日中両国は、地域や世界に対し大きな責任を有しており、日中関係の発展が多くの国々や人々に望まれている』『日中関係の土台は、国民間の交流と相互理解にあり、フォーラムで両国有識者が率直な意見交換を行うことで、成果が得られることを期待』などとの旨を述べた。中国側は、王毅外交部長が、ビデオメッセージで『中国は日本を重要な協力パートナーと見ており、日本も中国の発展を客観的かつ理性的にとらえ、互いに脅威とならない重要な共通認識を実践に移すことを期待する』との旨を述べていた。
なお、中国国際伝播集団は、中国共産党中央委員会宣伝部によって管理されており、中国共産党と中国国家の対外宣伝を担当する国際広報組織である。