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小池百合子知事の東京都は、都内におけるムスリム・ベジタリアン・LGBTQなどの多様な文化・習慣に配慮した外国人旅行者の受け入れを支援するため、都民らの税負担などで6,460万円を投入することが明らかになった。
東京都では、ムスリムやベジタリアンをはじめ、多様な文化や習慣を持つ外国人旅行者が安心して快適に滞在できる受入環境の整備を推進している。
今回は、外国人旅行者受入に必要な正しい知識やノウハウを習得してもらうため、観光関連事業者を対象としたアドバイザー派遣を実施することとなった。アドバイザー派遣では、「ムスリム旅行者受入アドバイザー派遣」と「外国人旅行者受入アドバイザー派遣」の2つのメニューを用意している。なお、東京都ムスリム等外国人旅行者受入セミナー・アドバイザー派遣事務局は、(株)ファーストが東京都から受託して実施している。
「ムスリム旅行者受入アドバイザー派遣」では、『ムスリムの習慣に関する基礎』『礼拝対応について』『ムスリムの食習慣・制限に関する基礎』『ムスリム向けメニュー開発』『ムスリムの習慣・制限に配慮した多言語メニュー・ポリシー作成』『ムスリムの接遇に関する接客スタッフ向けの研修』などが実施される。
「外国人旅行者受入アドバイザー派遣」では、『LGBTQ対応』『ベジタリアン・ヴィーガンなどのメニュー開発』『外国人の文化・習慣に配慮した対応方法に関する接客スタッフ向けの研修』などが実施される。
なお、東京都の令和6年度の予算要求では、【ムスリム等多様な文化・習慣に関する受入環境整備】に6,460万円を投入するとしている。