海外支援も物価高の理由で無償資金協力を増額、パキスタンの母子支援等

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画像提供:外務省
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上川大臣の外務省は、パキスタン・イスラム共和国における気象レーダー設置計画と母子保健医療施設拡充計画の支援に関し、機材価格が高騰していることなどを理由として、2件の無償資金協力の増額を行うことを決定した。

1件の増額「サッカル市における気象レーダー設置計画」は、供与限度額を19.86億円から28.18億円に変更する。この協力では、パキスタンのシンド州サッカル市に気象レーダーシステムを整備することにより、同国の災害を引き起こす気象現象の監視能力の強化及び気象・洪水情報や予警報の精度向上を図るものとなる。この協力により、観測精度が向上するとともに、正確な気象情報の提供が可能になり、災害軽減策の実施促進、二次災害防止につながることが期待される。

2件の増額「シンド州における母子保健医療施設拡充計画」は、供与限度額を34.45億円から41.16億円に変更する。この協力では、リアクアット大学病院において、母子保健センターを新設し、医療機材の整備を行うものとなる。この計画により、同病院の母子保健に関する診断・治療体制が強化され、もってパキスタンにおける母子を対象とした保健・医療サービスの体制強化及び質の向上が期待される。

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