日本はキルギス人労働者の受入を推進へ、10億円も供与

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画像提供:外務省
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日・キルギス首脳会談及び首相夫妻主催晩餐会が11月20日に開催された。

日本政府では、キルギス共和国との在留資格「特定技能」を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書(MOC)の交換を7月6日に実施しており、キルギス人労働者の受け入れを進めている状況である。なお、外務省基礎データでは、キルギスにおける犯罪発生状況は、日本国内の発生件数に比べ、殺人は約3.7倍、強盗は約17倍、強姦(強制性交)は約3.3倍発生している国となっており、実際には届出がなされていない事件も多いことから、犯罪件数は更に多いものと考えられている。

今回は、公式実務訪問賓客として訪日中のキルギス共和国のサディル・ジャパロフ大統領が岸田総理大臣との首脳会談などを実施することとなった。会談では、岸田総理大臣からは、持続可能な発展に向けたキルギスの取組を評価するとともに、両国が様々な人的交流を積み重ね、二国間関係が順調に発展していることを歓迎し、具体的な協力を着実に実施していきたい旨を述べた。ジャパロフ大統領からは、キルギスの社会経済開発や人材育成に向けた日本による政府開発援助(ODA)への謝意が述べられた。両首脳は、外交・公用旅券所持者に対する外交・公用査証免除措置の導入に係る口上書の交換、法務当局間の協力覚書及び保健当局間の協力覚書の署名・交換を歓迎した。

なお、日本政府では、キルギス共和国に対する無償資金協力「灌漑用水路の運用及び維持のための機材整備計画」として、10.87億円を供与する。

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