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山本一太知事の群馬県は、官民共創スペースNETSUGENが民間企業と連携し、食用コオロギ(クリケット)のパウダー入りの飲料販売の実証実験を開始する。
今回の実証実験の目的は、群馬県に生産拠点を置くサンデン・リテールシステムが、同じく群馬県で、昆虫由来食品の市場を創造し環境問題や食糧危機のリスク低減への貢献を使命とする、高崎経済大学発のベンチャー企業FUTURENAUTと共同で、群馬県庁官民共創スペースNETSUGENと連携し、群馬県から環境や食糧危機の課題の新たな解決策を発信するものとなる。
サンデン・リテールシステムの見解によると、近年、将来の食糧危機に対する解決策の1つとして、クリケット(食用コオロギ)は栄養が高く、畜産による食肉の生産に比べて環境負荷が小さく、しかも栄養バランスが良いため、次世代のプロテインとして注目されているとしている。そのため、今回はクリケット(食用コオロギ)パウダーを「CRYSTA FUTURE」でコーヒーやココアと組み合わせることにより飲みやすくして販売する。次世代のプロテインドリンクとして多くの方の受容の喚起に繋がるのかを、最長2年かけて検証する。
なお、食用コオロギを食する場合は、エビやカニに対してアレルギーなどを持つ人は、同様にアレルギー反応を起こすケースがあることが指摘されている。