東京都は、町会・自治会が取り組む事業(地域の課題解決・多文化共生など)に助成する事業において、総額で6,822万円を交付することが明らかになった。
東京都では、地域活動の担い手である町会・自治会が取り組む事業に対して支援を行う「地域の底力発展事業助成」を実施している。この助成事業は、『地域の課題解決のための取組』『東京都が取り組む特定施策の推進につながる取組』『東京都が緊急に取り組むべき特定施策の推進につながる取組(多文化共生社会づくり)』『複数の単一町会・自治会が共同して実施する地域の課題解決のための取組』『単一町会・自治会が他の地域団体(町会・自治会及び自治体等を除く)と連携して実施する地域の課題解決のための取組』を対象としている。
今回は、今年度2回目の助成対象事業が決定され、179件に助成が実施されることとなった。助成対象総額は、6,822万円となった。
多文化共生・外国人に関する事業は、台東区・坂本町会の「納涼大会(盆踊り)を通じた在住・来日外国人との共生を促進する活動」、八王子市・元八王子町二丁目町会の「盆踊りを通じた外国人居住者と地域住民との共生社会を促進」、府中市・分梅町自治会連合会の「分梅町地域の外国人を含めた納涼盆踊り大会実施事業」、日野市・高山自治会の「自治会地域の外国人と日本人の交流と日本文化を学ぶ陶芸と書道体験会」、文京区・根津弥生七ヶ町連合会の「盆踊り大会を通じた地域交流・多文化共生事業」、墨田区・立川一丁目町会の「鯉のぼり・工作物の作成と展示 世代間交流と多文化共生社会づくり」、世田谷区・松原三・四丁目自治会の「ラジオ体操を通じた地域交流事業(多文化共生への理解を深めるチラシを配布)」、世田谷区・赤堤二丁目町会の「赤堤二丁目町会 防災訓練、防犯パトロールなどで多文化共生の地域コミュニティの向上」、小平市・桜上水自治会の「盆踊り大会を通じた世代間交流・多文化共生社会づくり事業」、あきる野市・油平本町町内会の「地域コミュニティーの活性化と多文化共生の意識を醸成する納涼大会」となった。