マーシャル諸島に7億円の無償資金協力、ワクチン輸送等を支援

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日本政府は、マーシャル諸島共和国に対して、医薬品・ワクチンなどの緊急物資の輸送支援などを行うことを目的として、合計で3件の7.74億円となる無償資金協力を実施する。

1件目の支援は、運搬船の供与を行うために「経済社会開発計画」として、供与限度額が3億円の無償資金協力が実施される。マーシャルでは、地方環礁・離島で漁獲された水産物は運搬船によって2つの主要港(マジュロ港(首都)、イバイ港(クワジェリン環礁))に集積され流通しており、運搬船は住民の移動手段、傷病者の搬送、医薬品やワクチンなどの緊急物資の輸送などにおいても活用されているため、日本製の運搬船を2隻供与するものとなる。

2件目の支援は、「イバイ島太陽光発電システム整備計画」(追加贈与)として、供与限度額が11.34億円の無償資金協力(追加贈与額0.64億円)が実施される。国内第2の人口を擁するイバイ島における発電設備は、島南端に設置されたディーゼル発電設備のみとなっているため、太陽光発電設備、系統安定化設備、系統接続設備などを整備するものとなる。

3件目の支援は、「マジュロ環礁における貯水池整備計画」(追加贈与)として、供与限度額が21.67億円の無償資金協力(追加贈与額4.10億円)が実施される。首都マジュロには3か所の浄水場があるが、給水量の約65%を占める「浄水場C」の水源は雨水であるために降雨量の変動に対して脆弱であるため、浄水場Cにおける貯水池の新設及び付属する導水管路、護岸の整備を行うものとなる。

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