愛知県は県民が国際化反対でも更なる国際化強行へ、約10億円税金投入

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愛知県は、「あいち国際戦略プラン2027」(案)に対する県民意見(パブリック・コメント制度)を募集した結果、反対の声があがっていたが、これらの声に応じることはなく国際化を進めていくことが明らかになった。

愛知県では、2022年11月5日から2022年12月4日にかけて、「あいち国際戦略プラン2027」(案)に対する県民意見の募集を実施していた。その結果、提出人数4人、提出件数12件の声が提出された。

反対する声は、『外国人材の受入についてのリスクヘッジをどのように考えているか。日本一のモノづくり県として日本経済を牽引する愛知県にとって、技術の流出を防ぐことは重要。しっかりと対策をお願いしたい』『グローバル化を推進するなら、日本人県民を危険に晒すことのないようお願いしたい』『平和ボケしたプランでは税金の無駄遣いになるので、止めていただきたい。今すぐに取り掛かるべきことは、製造業、農業等の愛知県の長所を伸ばす政策を作ることである』『税金を使って開催される展示会は先進国にはない。出展料だけで賄う民間主催者に対する民業圧迫である。産業に補助金を使うから企業に甘えが出る』などの声があがっていた。

これらの声に対して県は『いただいた御指摘は貴重な御意見として今後に活かしていきたいと考えます』との考えを述べるのみとなった。

賛成する声は、『MICE誘致のためには、外資系の超高級ホテルは欠かせない。今後も強力に、愛知県としてできる範囲で外資系の超高級ホテル誘致を推し進めて欲しい』『IT大手等の有名外資系企業を、知事のトップセールス等で直接企業に働き掛け、補助金も検討しつつ誘致してはどうか。愛知・名古屋に国内外から優秀な人材も集まるようになるとともに、ステーションAiにも良い相乗効果が生まれる』などの声があがっていた。

なお、愛知県は、令和4年度当初予算では【あいちのグローバル展開】に約10億円、【外国人が暮らしやすい環境づくり関連事業】に約43億円にそれぞれ投入する方針を示していた。

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