JICAはブータンの感染症対策支援で29億円の無償資金協力

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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、ブータン王国の王立感染症センターの建設及び医療機材の整備を支援するため、29億9,400万円の無償資金協力を実施する。

この支援は、感染症に対する治療の質の改善及び感染症対策の知見を有する人材育成拠点の構築を図ることなどを目的として、『王立感染症センター建設計画』を対象として、48ヵ月(36ヵ月で施設完工予定)にわたって実施される予定となる。実施機関は保健省、対象地域・施設はティンプー県となる。具体的に実施する事業内容は、【施設整備/機材調達】と【コンサルティング・サービス】となる。

【施設整備/機材調達】では、病棟(平常時は80床、パンデミック時は20床の増床が可能な設計)、外来部門、診断部門、研修部門、管理部門などの施設、感染症の診断・治療に必要な機材(デジタルX線撮影装置1台、ポータブルX線撮影装置2台、超音波診断装置1台、ポータブル超音波診断装置2台、患者監視装置38台、人口呼吸器6台、気管支鏡1台、血液培養分析装置1台、抗酸菌培養検査装置1台、遺伝子解析装置1台)などを調達する予定となっている。

【コンサルティング・サービス】では、詳細設計、入札補助、施工・調達監理、(ソフトコンポーネントとして)院内感染予防のための設備・機材の運営・維持に対する技術支援などを行う。

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