日印海上保安機関長官級会談、インドと連携強化へ

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日本の海上保安庁は、日本の石井昌平海上保安庁長官とインドのビレンドラー・シン・パタニア沿岸警備隊長官(ICG)が、両機関の連携・協力の強化に向けた長官級会談を9月12日に実施したことを発表した。

長官級会談では、海上保安庁の主体で開催した油の鑑定・分析、HNS対応に関するオンライン研修及びインド沿岸警備隊主催の「NATOPOREX」及び「SAREX」の実績を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の影響で人的交流が難しい状況のなかでも工夫して交流し、両機関の連携・協力が推進できていることを評価し、ICG潜水士教官の育成向けて、引続き両機関は連携・協力していくことで一致した。

なお、「NATOPOREX」とは、1993年に制定されたインド政府の油流出災害緊急計画に基づいて関係機関の円滑な油防除作業の実施を図ることを目的とするICG主催の官民合同訓練となる。「SAREX」とは、インド洋沿岸国の各海上捜索救助機関の運用体制等についての情報を共有することで、インド洋における海上捜索救助体制を発展させることを目的とするICG主催の捜索救助訓練となる。

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