アセアン各国の国防省幹部が参加する第19回東京ディフェンス・フォーラムが開催

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画像提供:ブルネイ防衛省(日本とブルネイでの二国間協議の様子)
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日本の防衛省は、アジア太平洋地域の安全確保のために、1996年からASEAN地域フォーラム(ARF)参加国の防衛当局間の会合として、アセアン各国を含む国々から国防省幹部が参加する国際会議「東京ディフェンス・フォーラム(アジア太平洋地域防衛当局者フォーラム)」を毎年開催している。第19回目の今年は、3月4日から5日の2日間の日程で東京において開催したことを日本の防衛省は発表した。

今回のフォーラムでは、第1セッションで「海洋安全保障を促進するために」、第2セッションでは「多国間協力枠組みのシナジー」をテーマとして取り上げ、それぞれのテーマについて議論を行った。
「海洋安全保障を促進するために」のテーマでは、国連海洋法条約をはじめとする国際法の重要性につき出席者は一致し、今後も法解釈や適法方法について協力していく事で一致した。緊急時には、ASEAN国防大臣間のホットラインが有効となるのでは、という意見が表明された。
「多国間協力枠組みのシナジー」のテーマでは、人道支援・災害救援(HADR)分野における地域協力を中心に議論が実施され、ASEAN地域フォーラム間におけるシナジーを強めることが重要であるとの意見が表明された。

日本は今回のフォーラムに先立ち、ブルネイとの独自の会談を実施しており、二国間における防衛協力などについての議論も実施している。

【今回のフォーラムの参加国・団体】
・ASEAN事務局
・欧州連合(EU)
・赤十字国際委員会(ICRC)
・国連人道問題調整部(OCHA)
・アジア太平洋地域の24カ国
オーストラリア、バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、カナダ、中国、インド、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、韓国、ロシア、シンガポール、スリランカ、タイ、東ティモール、米国、ベトナム

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