海自はインド太平洋に部隊派遣、中国・ソロモン諸島の安保協定で

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画像提供:防衛省・自衛隊
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海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するべく、令和4年度インド太平洋方面派遣(IPD22:Indo-Pacific Deployment 2022)を6月13日から10月28日にかけて実施することを発表した。

派遣される部隊は、「護衛艦部隊」「潜水艦部隊」「航空部隊」となる。「護衛艦部隊」は、護衛艦「いずも」・「たかなみ」及び搭載航空機3機の約600名、護衛艦「きりさめ」及び搭載航空機1機の約180名の合計2部隊が派遣される。「潜水艦部隊」は、潜水艦1隻の約80名が派遣される。「航空部隊」は、第3航空隊(P-11機)及び第4整備補給隊の約60名、第81航空隊(UP-3D 1機)及び第31整備補給隊の約30名、第71航空隊(US-21機)及び第31整備補給隊の約30名の合計3部隊が派遣される。

訪問予定国は、 アメリカ合衆国、インド共和国、オーストラリア連邦、ソロモン諸島、トンガ王国、パプアニューギニア独立国、パラオ共和国、バヌアツ共和国、フィジー共和国、ベトナム社会主義共和国、フィリピン共和国、仏領ニューカレドニアとなる。

この行動期間中は、派遣部隊の一部が「米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2022)」「パシフィック・パートナーシップ2022」「日米豪韓共同訓練(PACIFIC VANGUARD22)」「日印共同訓練(JIMEX)」「豪州海軍主催多国間共同訓練(KAKADU2022)」「米豪比主催多国間共同訓練(Exercise SAMASAMA/LUMBAS2022)」の訓練に参加する予定である。

なお、5月31日に実施された防衛大臣記者会見の際に、記者から「ソロモン諸島やフィジーなどに寄港する予定ですが、この地域、中国がソロモン諸島と安全保障協定を結び非常に関与を強めている地域ですが、この地域への関与を自衛隊としても強めることの意義は」との旨の質問が行われ、岸大臣からは「太平洋島嶼国との関係は非常に大事な関係であり、FOIPの維持・強化も含めて関係を今後も強めていきたいと考えております」との旨の見解が示されていた。

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