このページの所要時間: 約 1分12秒
陸上自衛隊の陸上幕僚長は、カンボジアに対する能力構築支援、ベトナム人民軍副総参謀長の公式招待及びオーストラリアにおける米豪軍との実動訓練「サザン・ジャッカル-」を実施していることを明らかにした。
カンボジアに対する能力構築支援は、5月24日から6月26日の間にかけて6名の隊員をカンボジア王国へ派遣している。この支援は、PKO施設分野にかかる能力構築支援となる。今年は防衛省・自衛隊としてカンボジアにPKO部隊を初めて派遣してから30年の節目の年となることもあり、今後もカンボジア王国軍のPKO派遣能力の向上に資する活動を実施し、二国間関係の強化と国際社会の平和と安定に寄与していく方針である。
ベトナム人民軍副総参謀長の公式招待は、5月25日から26日にかけて行われた。25日は、昨年の7月のVTC以来2度目となるハイレベル懇談を実施し、「新たな段階」に入った日越防衛協力を推進するため、今後の日越陸軍種間の防衛協力の方向性について活発な意見交換が実施された。26日は、陸上自衛隊の理解を促進するため、富士総合火力演習予行の視察及び部隊訓練評価隊の訪問が行われた。
オーストラリアにおける米豪軍との実動訓練「サザン・ジャッカル-」は、5月9日から27日の予定で実施されている。この訓練を通じ、対ゲリラ・コマンドウ作戦の作戦遂行能力や米豪軍とのインタ -・オペラビリティの向上を図った。