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日本の国土交通省は、第4回アジア・太平洋水サミットを開催し、インド、カンボジア、インドネシア政府要人との二国間会談などを実施し、アジア太平洋地域の水問題の解決に向け日本の取組を発信したことを発表した。
第4回アジア・太平洋水サミットには、斉藤国土交通大臣、中山国土交通副大臣、加藤国土交通政務官などが出席した。会式では天皇陛下より記念講演を賜り、その後に行われた首脳級会合では、岸田総理大臣より、「熊本水イニシアティブ」が発表され、参加国首脳の決意表明である「熊本宣言」が採択された。
カンボジアとの会談では、斉藤国土交通大臣とカンボジアのリム・キアンハオ水資源気象大臣は、岸田総理とフン・セン首相の立ち会いのもと、水及び気象分野に関する協力覚書に署名した。今後は、覚書に基づき、総合水資源管理、流域マネジメント及び水循環計画、ダムの点検・管理・運用及び再生、水資源に関するリスクマネジメントを含む水資源開発計画、気象の各分野における二国間の協力を強化することに合意した。
インドネシアとの会談では、斉藤国土交通大臣とインドネシアのバスキ公共事業・国民住宅大臣は、総理基調演説でも議題に上がったダムの最適化について、現在日本の協力のもとで進めているダム再生を引き続き支援していくことで認識を共有した。また、インドネシアの首都移転における基礎インフラ整備ついて、国際協力機構が派遣している専門家等を活用しながら情報共有していくことを確認した。