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岸田文雄内閣総理大臣は、10月27日に開催された、日ASEAN(東南アジア諸国連合)、ASEAN+3(日中韓)、東アジア首脳会議(EAS)の3つのASEAN関連首脳会議に参加した。
岸田総理は、会見で「日ASEAN(東南アジア諸国連合)、ASEAN+3(日中韓)、そして東アジア首脳会議(EAS)、この3つのASEAN関連首脳会議に、オンラインで参加いたしました。一連の会議においては、東シナ海、南シナ海、そして拉致問題を含む北朝鮮、ミャンマーなど喫緊の地域情勢について、きぜんとした日本の立場を説明いたしました。また、香港、新疆ウイグル自治区の人権状況や、台湾海峡の平和と安定の重要性にも言及いたしました。ASEAN諸国からは、日本のワクチン協力やASEANアウトルックのための協力への謝意が示されるとともに、日本のリーダーシップを高く評価する、こういった声が多く寄せられました。2030年に日ASEAN友好協力50周年の年を迎えますが、その際には日ASEAN各国の首脳を日本にお迎えいたします。今後も私自身、積極的に首脳外交を進め、自由で開かれたインド太平洋を実現すべく、ASEANとの戦略的な連携を一層深めていきたいと考えています」との旨を述べた。
なお、日本政府は新型コロナ対策について、ASEAN地域に1,600万回分以上のワクチンを供与するとともに、コールド・チェーン整備等のための「ラスト・ワン・マイル支援」を含む累計約320億円の無償資金協力を実施している。