日本はPKOでの多国間防衛協力をリード、ASEAN国防相会議

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画像提供:防衛省・自衛隊
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岸防衛大臣は、第8回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)に出席した。

今回のADMMプラスは、オンライン形式で6月16日に開催された、ADMMプラス参加国は、ASEAN10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と、インド、ロシア、ニュージーランド、豪州、中国、韓国、米国、日本の18カ国となる。

岸大臣は会議で、新型コロナウイルス感染症というグローバルな危機が、多国間主義を後押ししており、気候変動、サイバーセキュリティ、災害対策分野、そして感染症対策協力の具体化等、グローバルな課題解決に向けて果敢にリーダーシップを発揮していく決意を表明した。

また、ADMMプラスにおける実践的な防衛協力及び日ASEAN防衛協力が着実に進展している旨を述べた。特に、日本はベトナムと共に「PKO専門家会合(EWG)」の共同議長を務めており、ADMMプラスにおけるPKO分野での多国間防衛協力をリードしていく決意を表明した。日ASEAN防衛協力指針である「ビエンチャン・ビジョン2.0」の下での事業として、「HA/DR(人道支援・災害救援)に関する日ASEANオンラインセミナー」を実施し、ASEAN全加盟国と新型コロナウイルス感染症対策の知見を共有し、時宜にかなった有意義な討議を行ったことを紹介した。また、本年2月に施行された中国海警法について、この法律により関係国の正当な権益を損なうことがあってはならないと訴え、台湾海峡の平和と安定は、地域のみならず、国際社会にとっても重要であり、台湾をめぐる問題が、当事者間・直接の対話により、平和的に解決することを期待する旨を述べた。

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