自治体国際交流表彰に、三重県で日本と中国の友好を行う団体、北海道で日本とカナダの友好を行う団体、山形県で日本とアメリカの友好を行う団体が選ばれた。
自治体国際交流表彰(総務大臣賞)は、日本と外国の自治体の姉妹自治体提携等に基づく交流活動のうち、創意と工夫に富んだ取組を行っている団体を表彰し、広く全国に紹介することによって、自治体国際交流の更なる活性化を図り、もって地域の国際化に資することを目的としている。今回は、受賞団体が決定したため発表された。
受賞団体は、三重県の『特定非営利活動法人 三重県日本中国友好協会』、北海道の『名寄・リンゼイ姉妹都市友好委員会』、山形県の『鶴岡・ニューブランズウィック友好協会』となる。
『特定非営利活動法人 三重県日本中国友好協会』が実施した取り組みの内容は、「20年間にわたる植林活動で、計1,616ヘクタールの土地に375万本を植樹」「三重県内の中国人留学生グループ等と連携し、中国人と日本人住民が参加する交流事業を開催し、多文化共生を促進」「中国で開催される校庭サッカーサミットフォーラムへの三重県内の少年団指導者等の参加を通じ、中国の青少年育成に協力しているほか、今後は中国から小学生を招聘し、県内で少年によるサッカー交流を実施予定」などとなる。
『名寄・リンゼイ姉妹都市友好委員会』が実施した取り組みの内容は、「5年ごとに行っている市民親善訪問団の相互派遣は、名寄市から計8回157人、リンゼイから計10回185人が参加しており、地域の祭りやイベントへの参加などを通じて多くの市民と交流」「2014年からは海外文化の紹介や街中の賑わい創出などを目的としてハロウィンパーティーを実施し、毎年多くの市民が参加」「2019年の姉妹都市提携50周年を記念し、多くの市民の参加を得ながら記念講演会、記念誌の発刊、記念漫画の制作、イングリッシュキャンプなど多くの記念事業を実施」などとなる。
『鶴岡・ニューブランズウィック友好協会』が実施した取り組みの内容は、「米国の新型コロナウイルス感染率が増加する中、鶴岡市民から手作りマスクの寄贈を募り合計230枚をニューブランズウィック市に寄贈したほか、感染拡大鎮静化の願いを込め、鶴岡市民1,000人以上で制作した千羽鶴2組を送付」「鶴岡市民とニューブランズウィック市に向け、コロナ禍をともに乗り越えるための応援メッセージソング「One Heart-Keyword for the future-」を作成」などとなる。