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北海道は、北海道内企業が海外から外国人技能実習生などを受け入れる際に負担する費用を軽減させるため、『北海道海外人材待機費用緊急補助金』を昨年に引き続いて実施する。
この事業『北海道海外人材待機費用緊急補助金』では、北海道内企業が、海外から外国人技能実習生などを受け入れる際、国より新型コロナウイルス感染症に関する水際対策、14日間の公共交通機関不使用に対応するための宿泊費用を緊急的に支援するものである。
対象となる在留資格は、「技能実習」「特定技能」「経営・管理、医療、研究、技術・人文知識・国際業務、介護、技能、特定活動(インターンシップ、EPAなど)の内『対象の14業種』で就労するもの」となる。補助額は、1人1泊につき1万円までとなり、15泊までが上限となるため、合計で最大15万円までとなる。対象となる期間は、2021年3月17日入国し4月1日チェックアウト済みから、2022年3月3日入国し3月18日チェックアウト済みまでとなる。
留意事項として、事業の利用にあたっては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を行うとともに、入国する海外人材に感染拡大防止の取組を周知するように呼び掛けている。また、多言語(中国語、ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、タイ語、英語、カンボジア語、ミャンマー語、やさしい日本語)のリーフレットがあるため、これを活用するようにも呼び掛けている。
各自治体では、昨年に引き続いて、海外人材が待機する際の費用などを自治体側で負担する意向を示している。これは、海外人材を受け入れる企業からの要請もあり、企業の負担する費用を抑えるために、県民などから徴収した税収などを充てている状況となっている。