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静岡県の知事直轄組織である地域外交局地域外交課は、友好提携先である中国・浙江省のことを知ってもらうため、情報誌『Up to date 中国浙江』の配信を実施している。
静岡県によると、2022年は、静岡県と中国・浙江省との友好提携40周年、また日中国交正常化50周年を迎える節目の年であるとしている。静岡県と浙江省は、1982年4月の友好提携以来、30年以上にわたり経済・文化・環境など幅広い分野における交流を積極的に促進し、相互理解と友情を深めており、富士山静岡空港からは、浙江省・杭州市や寧波市まで定期便が就航している。この友好活動深化の取り組みの一つとして、友好提携先・浙江省の「いま」がわかる情報誌『Up to date 中国浙江』の配信を実施している。
静岡県の見解によると、中国では、スマートフォンの普及と社会基盤のオンライン化によって、驚異的なスピードで、生活環境が変わりつつあるとしている。そのため、今回は「テクノロジーで変わる浙江省の暮らしと経済」をテーマに、最新のベンチャービジネスなどの経済事情や暮らしぶりを紹介することとなった。この情報は、中国・浙江省とのビジネスチャンスを探している者だけに限らずに、誰にとっても現地の理解に役立つ一冊であるとしている。
この情報誌では、外国人ドライバーを育成し中国で普及しているウィーチャットなどのアプリを通じて富裕層向けに満足度の高い送迎サービスを提供している静岡市内のタクシー会社などを紹介している。また、静岡県eスポーツ連合の事務局長は、「eスポーツ先進地である浙江省との交流は、本県のeスポーツの普及にとっても大きなチャンス」と話しており、両県省の新たな分野での交流に向けた準備が進んでいることも紹介されている。