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日本の総合商社である住友商事株式会社は、東南アジアにおいて建設機械の販売・レンタル事業を行う「エバーアジア(Aver Asia (S) Pte Ltd)」の株式100パーセントを取得し、完全子会社化したことを発表した。
住友商事の見解によると、東南アジアにおいては、インフラ整備や都市化による建設需要の拡大が見込まれており、建設投資は今後5年間のうちに倍増すると言われている。また、経済発展に伴う人件費の増加や安全意識の高まりに伴い、建設工事の機械化がさらに進み、建設機械は保有からレンタルへの移行が加速することが予想されているとしている。
住友商事は、エバーアジアの買収を契機に、今後建設機械レンタル市場の成長期を迎える東南アジアにおいて事業の拡大に取り組むとともに、信頼性の高い建設機械の提供・普及を通じて、この地域における建設産業の安全性・生産性の向上に貢献していく方針である。なお、エバーアジアは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイをはじめとする東南アジア7カ国で建設機械の販売代理店およびレンタル事業を展開している。