愛知県は、愛知県内企業と中国スタートアップとの協業を促進する取り組みの一つとして、ピッチイベントを開催する。
愛知県では、スタートアップ・エコシステム形成のための各種取組の一環として、海外で先進的な活動を行っている大学・支援機関との連携を進めている。この連携の一環として、世界でも有数のスタートアップ育成の取組を行っている中国・清華大学と2019年9月に連携協定を締結し、具体的な連携事業について検討してきた。なお、愛知県の見解によると、清華大学は卒業生に習近平現最高指導者や胡錦涛前国家主席もおり、45,000人超の学生を抱える総合大学であり、最近では特に最先端科学技術分野に力を入れており、大学ランキングはアジア2位、世界15位であるとしている。
今回は、清華大学の関連組織でスタートアップ支援実績があるTUS(タス)ホールディングスと連携し、日本企業との協業に関心がある中国のスタートアップ14社と愛知県内の企業とのマッチングを目的としたピッチイベントが開催されることとなった。
ピッチイベントは、第1回目は10月14日に、第2回目は10月21日に、第3回目は10月28日に、それぞれ異なったプログラムにより開催される。なお、中国スタートアップによるピッチは英語での実施を予定しており、質疑応答については、日英中通訳(逐次)によるサポートが行われる。
第1回目は、環境・エネルギーをテーマとして、「浦华环保有限公司」「北京绿安创华环保科技有限公司」「北京氢冉新能源科技有限公司」「启迪清风」からそれぞれ説明が行われる。第2回目は、ロボット・スマートデバイス・新素材をテーマとして、「北京珞石科技」「上海仙途智能科技有限公司」「青岛体跃教育科技有限公司」「深圳至汉装备科技有限公司」などからそれぞれ説明が行われる。第3回目は、AI・IoTをテーマとして、「AKKADU」「江苏稻源科技集团Rice」「悟宝智能」「西安水泽动力科技有限公司」「上海孪数科技有限公司」からそれぞれ説明が行われる。
ピッチイベント終了後は、登壇者との個別マッチングを希望する者に対しては、後日に個別商談(オンライン)が実施される。